【どっちがいい?】Teachable vs Udemy比較

Udemy(ユーデミー) or Teachable(ティーチャブル)どっちが良い?という方のために、5つのポイントで違いを解説します。

  1. マーケティング(集客・販売)
  2. 費用
  3. 機能
  4. サポート対応
  5. 日本語対応

主な違いはこちら

Udemy
・受講生のメールアドレスが取得できない
・固定費がかからない
・売上の63%はUdemy手数料として差し引かれる

Teachable
・受講生のメールアドレスが取得できる
・固定費がかかる
・売上の約9割以上は利益になる

どちらのプラットフォームを利用するかの判断材料になれば嬉しいです。

目次

マーケティング(集客・販売)

まず最初に「マーケティング」のポイントが大切ですね。集客・販売・メールアドレス取得の3つの観点から比較してみます。

集客

Udemyの最大のメリットは「Udemyが集客をしてくれる」ことです。

Udemyは定期的にセールを開催しており、セール期間中は 90%オフ以上の割引になります。2021年は1ヶ月に3〜4回、各2日間程度のセール期間がありました。新規登録者もセール価格で購入できます。 例えば年末年始に新春セール1週間、ゴールデンウィーク期間中に2日間、その期間に買うと24,000円のコースが1,200円〜2000円程度で購入できます。

販売する側としては、え?そんなに安く売れちゃうの?と思うかもしれませんがトップセラーになると、このセール期間中にたくさん売れて仮に1200円で売れたとしても毎月の安定収入になっていきます。   そして、会員数の多さです。

2021年4月の時点で、プラットフォームには4,000万人を超える学生、155,000のコース、および65を超える言語でコースを教える70,000人のインストラクターがいます。4億8000万以上のコース登録がありました。学生とインストラクターは180か国以上から来ており、学生の2/3は米国外にいます

Wikipediaより引用:Udemy

Udemyは2010年に設立され、2021年4月現在、登録者は4000万人を超えており、コースは15万以上、講師は7万人以上、という巨大オンライン学習プラットフォームとなっています。 アメリカが本社ですので北米や海外のユーザーがまだまだ多いですが、日本ではベネッセがUdemyと2015年に業務提携を結んでおり、2020年2月にベネッセはUdemyに5000万米ドル(約55億円)を出資しており、これから日本でもさらに力を入れていくということですね。

これからオンラインコース販売を始める方にとって、まだお客さまがいないという方は Udemyの集客力をぜひ活用していきましょう。すでにお客さまがいらっしゃる方にとっても、顧客層を広げるチャンスです。

販売

Udemyは、コース販売ページや講師のページはテンプレートがあり、決まった項目のみ入力できます。 ・講師プロフィールページ ・コース紹介ページ

出典: Udemy Masters: Learn Online Course Creation – Unofficial

講師プロフィールには、自己紹介文章や写真に加えて、ホームページ・Twitter・Facebook・LinkedIn・YoutubeのURLを貼ることができます。コース紹介ページには、受講生が学べること・このコースがおすすめの人・カリキュラム一覧などが表示されています。
 
Teachableは、「セールスページ」と呼ばれる販売ページや、チェックアウトページ・サンキューページを自分で作成します。スクールのロゴ、好きな写真や文章など、自分で販売ページをデザインできます。もちろん自社のサイトやSNSなど好きなようにリンクできます。

メールアドレスの取得

UdemyとTeachableの徹底的な違いの一つは、「顧客のメールアドレスの取得」です。
 
Udemyは、登録してくれた方のメールアドレスは取得できません。受講生とのやりとりは、マイページの「メッセージ」から個別に連絡します。

 
Teachableは、動画の視聴(コースの登録)には、名前とメールアドレスが必須となっていますので、登録してくれた方のメールアドレスが取得できます。

私たちコースを販売する側にとっては、受講者と繋がっていたいですよね。受講者をサポートしたり、コミュニティを作ったり、新しいコースを販売したり。

Teachableは、メール配信システム Mailchimp(メールチンプ)やConvertkit(コンバートキット)と連携して、ステップメールやメルマガを送ることができます。
 

費用

Udemyの費用(販売手数料)

Udemyは、無料で登録できます。コースが売れたときに、Udemyの販売手数料が差し引かれます。2021年5月に販売手数料(収益分配)の比率が変わりました。
※Udemyのスマホアプリ(iOS / Android)からお客様が購入した場合は、さらに30%の手数料が差し引かれます。

Udemyのプラットフォームで販売された場合の収益

講師のプロモーションを通さずに得られた売上: 講師クーポンやコース紹介リンクが使用されなかった場合、講師はUdemyの売上の37%を収益として受け取ります。

Udemyより引用:講師の収益の分配

Udemy上での検索などにより、コースが売れたときは販売金額の37%が収益になります。

講師のプロモーションにより販売された場合の収益

講師のプロモーションによって得られた売上: 講師クーポンやコース紹介リンクを使用してコースが購入された場合、講師はその収益の97%を受け取ります。

Udemyより引用:講師の収益の分配

講師自身がマーケティングをしてコースが売れた時は、販売金額の97%が収益になります。コース毎に紹介リンクが設置されており、自分のコードが組み込まれています。このコース紹介リンクを、講師のブログやSNS、メルマガなどで宣伝をして販売されると、講師のプロモーションによる販売となります。

Teachableの費用

Teachableは無料プランもありますが、月額の費用がかかります。その分、売上の約9割以上が利益として残ります。

Teachableは自社のオンラインスクールとして運営できますので、決済手数料&販売手数料以外は全て利益になります。

Teachableの月額費用

Basicプラン:一括年払い:月額29ドル(月払い:月額39ドル)
Proプラン:一括年払い:月額99ドル(月払い:月額119ドル)
Businessプラン:一括年払い:月額249ドル(月払い:月額299ドル)

Teachableの決済手数料


クレジットカードの決済手数料3.9% + 30セント

※決済手数料は、どのプランでも一律でかかります。

Teachableの販売手数料

一番安いBasicプランは、コースの販売ごとに5%の手数料が差し引かれます。5%だけ聞くと、5%取られるの?とも思いますが、Udemyと比べると格安ですね。Teachableでご自身でオンラインスクールを運営すると手数料はぐんと下げられるので、これから自身の顧客を増やして本格的にオンラインスクールでコースを販売していきたいという方にとっては、収益面で恩恵が受けられます。
 
Basicプラン:5%
Proプラン以上:0%
 

機能

次に、それぞれの機能や、利用できるコンテンツの種類について比較してみます。

Udemyはプラットフォーム上の機能を使うので、自由度は少ないです。受講生にとっては、Udemyでの学習は「動画で学ぶ」ということが目的ですので、動画コースを受けるために必要な機能が備わっています。

一方、Teachableは自分のオンラインスクールを持つことになりますので、独自ドメインにしたり、好きなデザインでランディングページが作れたり、メルマガシステムと連動したり、ブランディングやマーケティングの幅が広がります。

Udemyに備わっている機能

・Udemyプラットフォームに登録されている、世界中の講師による15万以上のコースから検索して登録できる
・人気ジャンル「ビジネススキル・開発・デザイン」など、カテゴリから人気コースが選べる
・動画コースの受講
・コースの一部の動画プレビュー、プロモーション動画のプレビュー
・対応しているコンテンツの種類(動画・テキストファイル)
・対応しているカリキュラムの種類(小テスト、コーディング演習、演習テスト、課題)
・受講生との個別メッセージ機能
・受講生のレビュー
・公開FAQ(コース受講者が講師に直接質問ができて、他の人も見ることができる)
・修了証明証の取得
・30日返金保証
・講師が発行できる独自の割引クーポンコード
・スマホアプリ
 

Teachableに備わっている機能

・スクールのランディングページの作成
・コース毎のランディングページ(セールスページ)の作成
・無制限のコース作成
・決済機能
・会員登録(名前・メールアドレス)
・受講生へのメール配信
・コース組み合わせ販売
・アップセル
・クーポン発行
・修了証発行
・クイズ機能
・ドリップ機能(動画を1週間おきに配信など、期間を設定して公開可能)
・アフィリエイト機能(自分のコースを販売してくれた人に報酬を払う仕組み)
・他マーケティングシステムとの連携(Google Analytics, Convertkit, Mailchimp, Zapierなど)
・独自ドメイン、サブドメインの設定

サポート

オンラインスクールを運営してからも、システムの使い方や不具合があったときのサポート体制も気になりますよね。講座がスタートして受講生が増えてくると、色々な質問が出てきます。私たちにとってのサポート体制も確認しておきましょう。

Udemyのサポート体制

Udemyは以下のサポートがあり、日本語で質問ができるので安心ですね。私が利用している限り、日本人から日本時間で、大体1営業日で返答が来ています。

・FAQページ
https://support.udemy.com/hc/ja
・チャットボット
・メール問い合わせ

Teachableのサポート体制

Teachable(ティーチャブル)のサポートは2022年8月現在、英語のみです。

管理画面から、ティーチャブルのサポートへメールで問い合わせができます。回答までの日数は、平均で1日以内で帰って来ます。

また、FAQページも充実しています。Teachableのヘルプページは分かりやすくて項目が多いので「こういう時どうするの?」「こんなことできるかな?」と思った時に調べると、大体出てきます。

英語のキーワードでの検索になりますが、FAQページ自体はGoogle Chromeの翻訳機能を使うと日本語で読むことができます。
 
・FAQページ
https://support.teachable.com/hc/en-us

・メールでの問い合わせ

日本語対応

日本語対応については、Udemyは完全に日本語環境で使うことができます。受講生も講師も、コース公開ページ・管理画面ともに日本語です。


Teachableは、管理画面は英語です。Google Chromeの自動での日本語翻訳機能を使うと、管理画面も日本語表記になります。
 

Teachable or Udemyどっちが良い?

ここまで5つのポイントで、Teachable(ティーチャブル)とUdemy(ユーデミー)を比較してきましたが、どちらもメリットデメリットと言える点があると思います。


<お客さまが0人で初めて動画講座を販売する方>
→Udemy(ユーデミー)からスタートしてみても良いでしょう。
講座が出来上がって、これから受講生が増える・どんどん増やしたい!という方は Teachable(ティーチャブル)にも同じ講座を販売したり個別サポートをつけていくのも良いと思います。


<動画講座を購入してくれるお客様がすでにいる方>
→Teachable(ティーチャブル)でのオンラインスクール運営をお勧めします。
Udemy講師のトップセラーの方々の中には、Udemyとteachable両方で講座を販売している方もいらっしゃるので、講座が出来上がったらudemyにも販売していくと顧客層を広げていくことができると思います。

以上、ここに記事ではTeachableとUdemyの比較をご紹介しました。

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